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外国人の年金・脱退一時金完全ガイド【帰国時の請求方法2026】

公開 2026.06.04 ・ 最終更新 2026.07.15 | 株式会社MRI 在日ライフナビ編集部
📌 この記事のポイント
  • 日本で働く外国人も、国民年金・厚生年金を支払います。
  • 帰国する際に、脱退一時金として支払った一部の返金を請求できます。
  • 受給条件・申請方法・受給額の目安を解説しています。

日本で働いた外国人は国民年金・厚生年金を支払いますが、帰国する際に脱退一時金として一部返金を受けられます。年金は社会保険の一部として会社員は厚生年金に、個人は国民年金に加入します。

① 脱退一時金とは

日本の年金(国民年金・厚生年金)に加入していた外国人が帰国する際に受け取れる一時金です。支払った年金保険料の一部が返金されます。

💡 申請期限日本出国後2年以内に申請が必要です。期限を過ぎると受け取れません。

② 受給条件

  • 日本国籍を持たない外国人
  • 国民年金・厚生年金の保険料を6ヶ月以上納めていること
  • 日本に住所がないこと(出国後)
  • 老齢年金の受給資格期間(10年)を満たしていないこと

なお、40歳以上の方は年金保険料とは別に介護保険料も納付しています。脱退一時金の申請と合わせてご確認ください。

参考として、2026年度(令和8年度)の国民年金保険料は月額17,920円です。受給資格期間(10年以上)を満たすと65歳から老齢基礎年金を受け取れます(40年間納めた場合の満額は2026年度で月額7万608円)。10年を満たさずに帰国する場合に、脱退一時金の対象になります。

③ 申請方法

  1. 日本を出国する(役所で住民票の抹消)
  2. 日本年金機構に「脱退一時金裁定請求書」を郵送
  3. 審査後(約2〜3ヶ月)、指定口座に振込

④ 受給額の目安(厚生年金の場合)

加入期間受給額(月給20万円の場合)
6ヶ月約10万円
1年約22万円
3年約66万円
5年(60か月)約110万円

※平均標準報酬額を月20万円(賞与を含まない)・厚生年金保険料率18.3%として計算した目安です。賞与がある場合や給与が高い場合はさらに増えます。実際の金額は日本年金機構でご確認ください。

💡 上限が5年から8年に引き上げ予定2025年の制度改正で、脱退一時金の計算に用いる月数の上限を5年(60月)から8年(96月)へ引き上げることが決まりました。改正法・政令では2026年4月1日以降に被保険者資格を喪失して出国する方が対象とされています。ただし日本年金機構の公式案内では2026年7月時点でも上限を60月(5年)として示しているため、8年が適用されるかどうかは請求時に日本年金機構の最新情報で必ず確認してください。
⚠️ 税金について脱退一時金には20.42%の税金が源泉徴収されます。租税条約がある国の方は確定申告・税金ガイドを参考に還付を受けられます。

脱退一時金や税の還付金を日本国内で受け取る場合は、銀行口座が必要です。

脱退一時金は、請求のしかたや課税のあつかいによって手取り額が変わることがあります。帰国時の所得税の還付を含めた手取りの考え方は、姉妹サイト「在日マネーナビ」の脱退一時金の手取りを最大化する方法(帰国時の所得税還付込み)で解説しています。また、日本で働き続けて資産形成を考える方は、NISAで始める資産形成(外国人向け・口座開設と帰国時の扱い)もあわせてご覧ください。

よくある質問

Q: 脱退一時金はいつまでに申請できますか?日本を出国してから2年以内に申請が必要です。期限を過ぎると受け取れなくなります。
Q: 脱退一時金はどのくらいもらえますか?加入期間・給与額により異なります。月給20万円(賞与なし)で5年(60か月)加入した場合、約110万円が目安です。2025年の制度改正で計算に用いる月数の上限を8年(96か月)へ引き上げることが決まり、改正法・政令では2026年4月1日以降に出国する方が対象とされています。ただし日本年金機構の公式案内では2026年7月時点でも上限を60か月(5年)としているため、実際の上限は請求時に日本年金機構の最新情報でご確認ください。
Q: 国民年金でも脱退一時金はもらえますか?はい。国民年金でも6ヶ月以上加入していれば脱退一時金を受け取れます。ただし厚生年金より少額になります。

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出典・参考

※制度内容は変わることがあります。最新情報は各公式サイトでご確認ください。

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